ERISCIT of ERISCIT3

ERISCITとは?

はじめに

日本の厚生労働省が発表した2009年の統計によると日本人のがんによる死亡者は34万3954人で死因の第1位となっています。また、2005年の財団法人がん研究振興財団の調査で67万6075人の人がその年に新たにがんと診断されたことが分かっています。 日本人の3人に1人ががんで死亡しており、日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになっています。また海外でも特に新興国など平均寿命が延びている国々でがん患者数が増加しており、世界的にもがんの有効な治療が求められています。

特に、初めてがんと診断されたときにすでにがんが進行しており、使用できる抗がん剤がなくなった時点で「やることがない」と治療を拒否され「ホスピスに行くように」と言われる患者さま、比較的早期でがんが見つかっても治療後に再発してしまい、同様に治療法がないと言われる患者さまが年々増加しており、その人数は国内に100万人以上存在すると言われています。

また、東京大学病院放射線科のアンケートにより、がん患者の約8割が「最後までがんと闘う」ことを希望していることが分かっており、治療を拒否された患者さまの多くが、 「何かできる治療法はないか?」「本当にあきらめなくてはいけないのか?」という思いを持って彷徨っており、今まさに適切な情報提供と患者さまが求める治療の提供が早急に求められています。

我々は、そういった「最後までがんと闘う」という信念を持ったあきらめないがん患者さまへ、それぞれの「家族」や「生きてきた過程」、「人生観」、 「希望」などに添い、実現可能な最善の医療を提供し、最後までがんと闘い、最終的にがんを治すことを目指しています。