ERISCITの治療対象となるがんについて
再発・転移をした多発病変の患者さまの治療が可能です。
トモセラピーでの放射線治療は最大15個くらいまでのがん病変に対応します。複数の病変を強度変調照射法を使って1シリーズの照射ですべての病巣に集中させた放射線治療が可能です。
樹状細胞ワクチンは、がんの病変が最大3㎝、数が5,6箇所までが適応できる治療の範囲であるとの考えを持っています。
よって、ERISCITの対象患者は病変が5,6箇所が望ましいと考えられていますが、すでに400例以上の患者さまを治療した実績がありますので、上記条件に関わらずまずはお問合わせください。
実際の治療例
75歳女性 非小細胞肺癌 多発リンパ節肝転移
1998 | 右肺癌1期の診断にて手術 |
2007 | 局所再発認め化療行うもPD |
2008 | 多発骨転移出現、症状緩和目的の照射実施 |
2009 | 呼吸器症状、背部痛増悪 |
2009/04 | PET-CTにて右肺、全縦隔リンパ節、多発肝転移、腹部大動脈リンパ節転移(←) |
2009/04 | 同部へのIGIMRT 40Gy/5F実施。終了時点で癌随伴症状改善 |
2009/07 | PET-CTにて上記病変CR、他に多発骨転移、多発肝転移、腹部リンパ節転移(←) |
2009/07 | 同部へのIGIMRT 40Gy/5F実施。終了時点で骨関連痛消失 |
2009/09 | PET-CTにて上記病変CR、若干の残存病変認めるが癌随伴症状なし |



